湿り空気のエンタルピーと絶対湿度をASHRAE準拠の式 h = 1.006·T + W·(2501 + 1.86·T) で計算します。冷却コイル選定、空調熱負荷計算、エンタルピー制御、省エネ設計に必須のHVACエンジニアリングツール。
エンタルピーは、空気の持つ「エネルギーバッテリー」の総量です。空気そのものの温度(顕熱)と、水蒸気に隠されたエネルギー(潜熱)の両方を合算します。
h = 1.006·T + W·(2501 + 1.86·T) kJ/kg。基準:0°C、0% RH。
空気の温度と湿度を入力すると、湿り空気に含まれる全エネルギー(kJ/kgまたはBTU/lb)を計算します。
エンタルピーはHVAC技術者が空気の状態を別の状態へ変化させるのに必要な総冷却・加熱負荷を計算するために用います。
顕熱(温度)と潜熱(水分量)の両方を考慮するため、空気の熱的プロファイルを完全に把握できます。
1.006·T 項が顕熱(温度変化)、W·(2501 + 1.86·T) 項が潜熱(水分の相変化エネルギー)です。全エンタルピーはこの2つの和として総エネルギーを表します。
高湿度環境では潜熱負荷が支配的になるため、エンタルピー基準で設計しないとコイル容量を過小評価します。除湿、エンタルピーエコノマイザ、外気冷房ロックアウト判定にも必須です。
ASHRAEではh = 0 kJ/kg を「0°C・絶対湿度0」と定義します。Δh計算は基準点に依存しないため、ASHRAEと他規格間でも互換性があります。