2つの気流から混合空気の状態を計算します。HVACシステム向けに混合温度・絶対湿度・エンタルピーを求めます。
混合空気は、1つのバケツに温水と冷水を注ぐようなものです。外の新鮮な空気と室内の還気が混ざり合った時の最終的な温度を計算します。
質量流量比率による混合計算。標準気圧1013.25 hPa使用。
2つの気流それぞれの乾球温度と相対湿度を入力し、気流1の割合をパーセントで設定します(気流2は残りの割合となります)。計算機は空調機(AHU)の混合チャンバーで外気と還気が合流するのと同じ方法で、その比率に従い両気流を混合します。
混合後の3つのパラメータが表示されます。温度は2つの乾球温度の加重平均です。絶対湿度(kg水/kg乾燥空気)は各気流について標準大気圧(1013.25 hPa)でW = 0.622·e/(P − e)を評価したうえで混合します。エンタルピーはh = 1.006·T + W·(2501 + 1.86·T) kJ/kg(乾燥空気あたり)の式に従い算出されるため、温度と水分エネルギーの両方を反映します。
主な用途は、エコノマイザー混合条件の確認、混合気流がコイル到達前に凍結温度を下回らないことの確認、下流の負荷計算の入口条件設定などです。いずれかの気流の蒸気圧が全圧に達する物理的に不可能な状態では、絶対湿度とエンタルピーはダッシュで表示され、−40〜60°C範囲外の温度は精度警告が表示されます。
外気導入はCO₂や汚染物質の希釈とASHRAE 62.1の換気要件達成に必要ですが、空調負荷を減らすため還気を再利用します。混合比率は省エネとIAQのバランスで決まります。
用途と人員密度に依存しますが、オフィスでは15〜30%が一般的です。病院・研究所はより高い比率、住宅は5〜10%程度。冬期は予熱負荷を考慮した制御が必要です。
混合空気の状態を知ることは、HVACコイルが実際に処理すべき冷却または加熱負荷を判断するために不可欠です。
はい。様々な外気比率での混合空気温度・エンタルピーを計算することで、最適なエコノマイザーの設定点を求め、建物の自然冷房効率を最大化するために活用できます。